ダイヤル空回りの原因?金庫の買い替えまでの寿命とは?

皆さんは金庫の耐用年数をご存知ですか?実は金庫にも寿命というものがあり、その年数はおよそ10年~20年と言われています。 しかしこれはあくまで目安であり、メンテナンス次第では20年以上使用可能な金庫もあります。
とはいえ金庫は半永久的に使用できるものではないということを、念頭に入れておいた方がいいでしょう。 今回紹介するお客様の場合は、20年近く使用していた金庫のダイヤルが空回りしてしまうといった事例です。
ご連絡をいただいて到着したのは小山市の住宅街です。 お客様宅のチャイムを押し「鍵の救急隊です」と告げると、ご主人が出迎えてくれました。 まずはすぐに金庫があるお部屋へと案内してもらい、事情をお伺いしました。
どうやら以前からダイヤルの周りが悪かったらしいのですが、特に気にすることなく使用していたようです。 そして、今日になって金庫に入っている書類を取り出そうとした際、何度ダイヤルを合わせても金庫が開かなくなってしまったとのこと。
ダイヤルを回すときのいつもの手ごたえもなく、何だか空回りしている感じとのことです。 さっそく見てみると、確かにダイヤルが空回りしているようです。 しかし内部のシリンダーが破損しているわけではないようなので、通常のダイヤルの開錠を試みることに。 20分後、ダイヤルロックが外れ金庫が開きました。 原因は内部の潤滑油がなくなり摩擦していた部分が少し破損していたようです。
金庫を破壊せずに開錠は出来たものの、今後は使用できないとの旨を伝えるとこれを機にデジタルロック式の金庫をご購入したいとのこと。私でおすすめの金庫をご提案させていただき、ご購入いただきました。
このように、金庫は長らく使用していると疲労するので、定期的なメンテナンスが非常に重要です。 メンテナンス自体はお客様ご自身ででき、そう難しいものではありません。 しかしどんなにメンテナンスをしても、20年以上使用する場合はやはり買い替えた方がいいかもしれません。